2月17日。この日のロチェスターは雪、気温も氷点下で突き刺すような寒さである。
いよいよハンスバーガー博士とのインタビューをすることになった。前もって何を聞いたらよいのか? いろいろと資料を読んだり、前日にはイーストマン音楽学校に併設されているシブリー音楽図書館に新たに設置された、イーストマン・ウインド・アンサンブルの展示室(Eastman Wind Ensemble Room)*を見学し、改めてこのアンサンブルについての予習をした。(つもりでいる)
インタビューを行った場所は普段イーストマンの学生が食事をしたり、歓談をするいわゆる学生ホールで、スペースは広くソファーとテーブルが整然と並べられているところで、壁はガラス張りになっており、外からの光を十分に取り入れられるように工夫がされていた。
この日の午前中に行われたハンスバーガー博士とのインタビューは、大変に密度の濃い有意義な時間で、それはまるで吹奏楽の歴史をひもとく時間のようだった。また博士は、とても話をするのが好きなようで、私の質問ひとつひとつに対してとても丁寧に答えていただいたが、時として話が膨らみすぎて「さて、この話の質問内容はなんだっけ?」と聞いている私がわからなくなってしまい、困ってしまったのである。しかし、インタビューはすべて録音されていたのでご安心を。
さて、その内容はこれからじっくりと読んでいただくことになるが、所々補足が必要と思われる部分については「*」を付け、その質問の下に加筆したので併せて読んでいただきたいと思う。
* Eastman Wind Ensemble Room入り口
この部屋は、シブリー音楽図書館の一角に位置し、我々が訪れた時はフェネル時代を振り返る演奏会の歴史、録音物や当時の楽譜などが展示されていた。一定の期間によって、その展示内容を変えている、いわばEWEの歴史を振り返るための部屋と言える。 |
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